丸鋸の危険性について
丸鋸の危険性
DIYには丸鋸などの電動工具を必要とする作業が多くあり、それにはどうしても危険が伴います。電動工具は一旦動かせば止めようとしても惰性でしばらく動くものがほとんどですので、使い方を誤ればとても危険な道具となります。近年DIYを趣味としている方が多く、新規参入者も年々増えています。それに伴い電動工具なども一般の方向けのものも充実してきている中、使い方を誤った事故が後を絶ちません。丸鋸のキックバックによる死亡事故の事例もありますので、十分注意して取り扱い方法と適正利用を熟知して使用する必要があります。一見すると丸鋸もさほど危険性を感じない作りとなっていて、それもまた事故を招く原因の一つになっていると思います。
切れない丸鋸は良く切れる!
切断用電動工具は全般的に替え刃式になっているものが多く存在しています。研ぎに出す必要がなく、手返し良く交換できるメリットから非常に便利なつくりだと思います。
しかしながら、交換用の刃物は高価なものが多く、多少切れなくなっても交換ためらい使い続けるのが現状です。
切れない刃物を使い続けるとどうなるのか?
例えば丸鋸の場合、チップソーで木材などを切断します。通常切れる場合は腕に力を入れることなく切れます。良く現場では「豆腐を切るような切れ味と」例えたりしますが、まさにそれに近い感覚があります。その反面きれないチップソーでは丸鋸が前に進まず、腕の力を使って機械を前に押し出しながら切る必要があります。木目を切断する方向への切断はまだどうにか切れますが、木目に沿って切る場合は木がチップソーを挟み込むような形になり煙が出てきたりします。こういった状況でキックバックが発生するリスクが特に高まります。
事故を起こさないために
DIYを楽しい趣味にするために、各道具や作業に対しての知識を先に調べるようにしましょう!電動工具類は有識者に取り扱いや座学などを指導してから使用することをお勧めします。